近年、井戸を掘り地下水を利用する家庭が増えています。地下水を利用することで、水道代が大幅に削減できたり、安定して水分の調達ができたりと大きなメリットを得ることができます。しかし、どのような場所でも同じように井戸が掘れるというわけではありません。井戸を掘るということは地下水を組み上げるわけですから、当然地下の地盤の状態によって変わってくるのです。そのため、井戸を掘る上で、地盤調査や地質調査は必要になります。事前に調査をすることで、硬い地盤の有無やどこまで掘ると水が出るのかといったことを見極めることができるのです。これらのことを調査していないと、途中で中断する事態になることもあるのです。ファンタジーなどのイメージから掘り続ければ水が出ると思う方もいらっしゃいますが、地盤によっては100m以上掘り進めないと水が出ないこともあるのです。地層には、砂利を多く含んだ層や粘土質の層、固くて水も通さないようなきめ細かい層など、様々なものがあります。同じ地域の中でも50m先の家では豊富に井戸水がでているが、自分の土地では十分な水が得られないなんてこともあるのです。調査をせずに井戸掘りを行うということは、こういった事態を事前に知ることができないため、ある程度工事を勧めた段階で、中断を余儀なくされることもあるのです。ネットなどで調査もせずに「確実に水が出る井戸を掘ります」などといっている業者は警戒が必要と言われているのは、このためなのです。井戸掘りを依頼する際は信頼できる業者を探すことが、成功への第一歩なのです。