夏場水道水を使っていると、生ぬるい水が出てきます。逆に、真冬の水道水はものすごく冷たい水が出てきます。
これはもちろん、水道本管から蛇口の間での水道配管からの影響もありますが、水道本管自体も地表の浅いところを通っているので、夏は熱く、冬は冷たくなります。集合住宅の場合はさらに、貯水槽の温度にも左右されます。
一方、井戸水は水道水と少し異なる変化があります。特に深さ10mを超えるような深井戸の場合、年間通じてほとんど同じくらいの水温で保たれているようです。
分厚い地層が地表と帯水層を隔離しているおかげで、大体その土地の平均気温より少し高いくらいの温度の水が出てくるのが一般的です。特に日本の平野部だと16℃前後になるところが多いようで、夏は冷たく、冬は温かいという特徴があります。
特に冬場は水道水よりもかなり温度が高いことが考えられますので、お湯を沸かす時などはガス代の節約になりますし、そのまま使うとしても、水道水よりも温度が高いので、特に洗い物などの時は助かるかもしれません。
夏場は夏場で、お水遊びには冷たすぎず暑すぎず、しかも自宅の井戸なら水道代はかからないのでたくさん使うときでも安心、とメリットもあります。