井戸を掘る際に気になるのは、浅い井戸を掘るのが良いか、深い井戸を掘るのが良いかということです。
実は、井戸の採水する候補というのは何箇所か存在していて、その土地によって深さや水量は変わっています。
浅い井戸を掘るメリットは、なんといっても簡単に掘れるというところにあります。浅いところでは数m掘っただけでも水が湧き出すことがあり、工事も簡単に済みますし、いざというときの修繕やメンテナンスにつていても簡単に行える場合があります。
また、手動式のポンプを取り付ける場合にも、能力が小さいポンプでも十分水を汲み上げることができるので、結果として費用を安く抑えることが可能な場合があります。
一方で、浅い井戸は、地表の状況に影響されやすく、飲水として使用するのは難しい場合が多いようです。
それに対して、深い井戸の場合は10m、それよりももっと深い場所まで井戸を掘り進めることが多く、工期はその分伸びますし、水を汲み上げる力の強いポンプを導入することになるので、費用も嵩みます。
しかし、深い井戸は1年通じて水温が一定、水質が良い事も多く、飲料水として使用することができる場合もあります。
井戸の深さによって、水質も工期も費用も様々ですので、そのあたりは井戸を掘る予定地の状況と合わせて、業者側とよくご相談されることをオススメします。