最近では井戸工事を行い、井戸水を利用する家庭が増えてきています。地下水を汲み上げる装置を設置し自宅でお手軽に利用できるのです。そんな井戸水の利用にはメリットはもちろんデメリットもあります。ここでそれぞれどういった点が挙げられるのか紹介したいと思います。
・メリット
まず、一番のメリットは水道代の節約になるということです。普段、水道水を使って行うことを井戸水に切り替えることで月々の水道代が20分の1にまで下がったという例があるようで、井戸水に切り替えることで、大きな節約になります。また、水道水と違い1年中水温が安定しているため、季節に関係なく快適に使うことが出来ます。さらに、災害時など万が一のときに水を確保できます。災害時の水不足は、トイレや手洗いといった衛生面に大きく影響してしまいます。つまりそういった際に十分な水を確保できるということは、大きなライフラインとなります。
・デメリット
井戸水は、当然地下から汲み上げられるため、地質によっては汚染物質などの影響を受けている可能性があります。例えば、家の近くに工場や畑がある場合など、環境汚染物質が流れ込むことがあるのです。汚染された井戸水は人体に悪影響を与えるため、井戸水を利用する際は事前に水質の調査などが必要になります。次に、井戸水を汲み上げるポンプに電動式のものを使っている場合、停電すると水の汲み上げができなくなります。手動のポンプであれば問題ありませんが、便利だからと言って電動のポンプも万能ではないのです。また、井戸水の利用には初期費用が高額になることがあります。井戸掘りや給水設備を設置する際の費用は、浅井戸か深井戸によってかなり金額が変わってくるようです。
このようにいいことづくしというわけではありませんが、井戸水生活に興味を持たれたという方は、当サイトへご相談ください。