「井戸掘り」と聞いてもピンと来ない人が多いと思います。特に上水道が整備される都市においては、井戸水を利用している家庭は非常に少ないと言えます。しかし中には井戸を新たに掘って井戸水を利用しようとする人もいます。なぜ今井戸を掘る必要があるのでしょうか。まずは「コストの削減」。私たちの家庭の多くは上水道を利用していますので、水道代という形で水道使用料を支払っていますが、井戸水を利用できれば、組み上げるポンプの電気代のみで済むので非常に安く済みます。次に「臭い・味」です。水道水には消毒処理した水が使われているので、どうしても塩素が残り含まれているので、臭いや味にクセがあります。よく「カルキ臭」と言われるのがこの塩素の臭いです。これに対し井戸水であれば、薬品が混じっていない純粋な水の味を楽しむことが出来ます。もう一つが「災害時の利用」です。地震などでライフラインに被害があった時、電気はいち早く復旧するのですが水道の復旧には数日~数ヶ月時間がかかると言われていますので、ペットボトルなどの水の常備が必要です。しかし井戸があれば災害時でも水を確保することが出来るのです。このように現在では必要のないように思われる井戸にもメリットはいくつかあるのです。ただし、井戸を掘って井戸水を利用するからには地下水の水質がどうかということも重要になります。井戸水利用に興味をお持ちの方は、水質調査なども含めて一度「井戸掘り110番」にご相談ください。