井戸水とは、子どもの水遊び場、植物用、洗車、洗濯、お風呂などに使用することができますが、飲料水としての使用を考えている場合、各自治体が定めた水質検査が必要です。
また、近年では、災害時の水源として価値が見直されつつある井戸ですが、自宅の私有地内だから許可なく作っても大丈夫かなと思われる方もいるかもしれません。そこで、井戸を掘るのに届出は必要なのでしょうか?
≪井戸掘りに必要な許可とは≫
基本的には井戸掘りについての規定は知事の許可が必要なところもあったり、自治体によって異なるため、一概に決まっている訳ではありません。また、地下水汲上が制限されている地域もあり、特に、工業用地や施設への設置を検討している場合には注意が必要です。
さらには、自治地の多くは井戸を利用する場合に下水使用量を徴収しているため、井戸を利用する際は、一度、計画した段階で水道局へも相談し、トータルでの利用頻度や料金などの維持費を検討した上で利用するかを考える必要があります。
≪井戸が補助金の対象になる!?≫
災害時における井戸の有用性から、民間だけでなく、自治体にまで意識が広がっています。
例えば、愛知県のとある市では、渇水時または災害時に近隣へ提供し、かつ住所がその市に在住していること、市税や水道料金の滞納がないことなどの助成要件を満たした場合「井戸掘り事業助成金」として支援してもらえるようです。
もし、井戸掘りをする場合は自分の市の市役所ホームページを一度確認してみてよいかもしれません。