どんなものにも寿命というものが存在していますが、井戸の場合、どんなことで寿命を迎えることになるのでしょうか?
井戸の寿命に直結するのは、水量が一番問題になります。
水の出ない井戸は、その場所で採水が出来ないことを意味しますので、新しい井戸を掘る必要があります。
水が出なくなる原因は様々で、地下水位の変動や、地下水の流れる経路が変わったりすることが考えられます。
人間の力ではどうしようもない自然の変化ですから、こればかりは仕方のないことです。
しかし、寿命が来たと思っていた井戸の寿命を再び伸ばすことが可能な場合もあります。
それは井戸のケーシング部分の洗浄など、メンテナンスを行うことです。
井戸のケーシングは、周囲の地層の砂などが井戸水に入り込まないように小さな穴を開けられていますが、この穴が、長年使用している間に地中のミネラル分や細かい砂で詰まってしまうことがあります。
そうなると井戸の水はどんどん減っていき、水を吸い上げることができなくなってしまう事があるのです。
つまり、ケーシング部分の洗浄などを行うことで水を元通り組み上げられる可能性があります。
新しい井戸を掘るかメンテナンスを行うか、いずれにしても井戸掘り工事のプロにご相談になるのがおすすめです。