一言で井戸といっても色々な種類があります。それぞれ名前が違うというだけではなく、井戸掘りでどこから水源を得ているかなどの違いがあるのです。まず昔からあるのが井側井戸と呼ばれている手掘りの井戸。この井戸は井側という円筒のコンクリートを使い、その中に水を集めてくみ出すタイプです。この井戸を作るには井側を埋めるために土を掘り返す必要があるので、掘った土を置いたり運んだりする場所が必要になります。一番簡単な井戸は、井側井戸と同じ浅い水源から水を得ている打ち抜き井戸です。水をくみ出す管だ細いために、詰まってしまうと掃除ができないために使い捨ての井戸という側面があります。より本格的な井戸はボーリング井戸といい、より深い水脈を水源としているものです。こちらは打ち抜き井戸と違って水源がより量があり、品質も良い場合が多くなっています。また管も太いものを使っており、清掃もできるために長く使うことができるタイプなのです。どの井戸が良いのかは皆さまの用途、土地の状態、水源の状態などにもよります。井戸が必要になりましたら、どのタイプの井戸にするのかをぜひとも井戸工事の業者にご相談ください。