昔と比べて井戸のイメージが変わってきたこともあり、今では色んな住宅で井戸工事が行われているようです。確かに、井戸があれば水道代を省くこともできますし、水温が変動することがないので年中おいしい水を味わうことができます。それに、万が一災害で水道水がストップしてしまっても、手押しポンプを使って水を得ることが可能です。
しかし、井戸を使い続けると時々不具合を感じることもあります。例えば、冬に入ると急に水が出にくくなることがあります。一見、井戸に不調が起きているように思いがちですが、これは地下水が原因であることが多いです。実は、地下水は季節が変わる度に水位が変わってきます。冬になるとその水位は下がってしまうので、いつもより水の量が少なくなってしまうのです。冬が過ぎればまた通常通り水を汲み上げることはできますが、もし、気になるようであれば、業者に相談してみると良いでしょう。工事で井戸の直径を大きくしてもらうことで、通常と同じ水を汲み上げる可能性が高くなります。しかし、その工事をするためには当然それなりの費用が必要ですので、じっくりとお考えになったほうが良いでしょう。