生活水を得るために何キロも先の水源まで水を汲みに行っていたが、NPOなどの協力で適切な場所に井戸を掘ったところ、綺麗な水が湧いて水に困らなくなった、そんな番組を時々観ることがあります。特にアフリカなどに多いようですが、一見砂漠のようで水がなさそうな場所でも、井戸を掘って水が出るのは、地下に地下水があるからです。日本でも、地下水がはるか地中深い場所であれば、いくら井戸を掘っても水を得るのは難しいですが、砂漠のような場所でも地下水が直下にあれば水を得ることが出来る、それが井戸の特徴です。さて、日本においては水道が普及しているので、蛇口をひねるだけで綺麗で安全な水が得られるわけですが、中にはあえて井戸を掘る方も増えているようです。それは何故でしょうか。それには地震が関係しているようです。最近は大きな地震が起きることが多く、ライフラインがストップすることも少なくありません。ライフラインが復旧する順序を見てみると、まず最初に電気、続いてガス、最後に水道と言われています。私たちが生きていく上で不可欠な水が、実は復旧が一番遅いのです。すぐ復旧するならば問題ありませんが、場合によっては何日もかかることも考えられます。そんな状況に陥った時にも水に困らないようにという理由で、今、井戸を造る方が増えているのです。前述の通り、井戸堀りには地下水がどのような状況であるかが重要です。まずは本サイト「井戸掘り110番」で調査から始めてみましょう。