井戸を作ろうとなる時に、市町村などの行政への申請や確認、許可が必要なのかどうか、というものです。
勝手なことをした結果、井戸の使用が出来なくなるばかりか、法律に違反したらどうしようと怖くなってきませんか?
実を言うと、一般家庭で使うような井戸の場合、その心配はありません。
厳密には、各市町村の規制で変わってきますが、よほどの大きな井戸を掘らない限りは勝手に井戸を掘っても大丈夫です。
ただ、井戸を掘る予定の土地が自己所有でない場合は、土地の所有者に確認をとってから掘らないと、後でトラブルになる恐れがありますのでご注意ください。
話は少し変わりますが、掘った井戸から出た水を飲む場合は、許可ではなく検査をしてもらって、お墨付きを貰うのが良いでしょう。
もちろん、水質検査をせずに飲んだからといって罰せられるわけではありませんが、井戸水の中には、場合によっては様々な化学物質、重金属、細菌類が含まれている場合があり、そのまま飲むと腹痛、感染症などを引き起こす危険があります。
比較的浅い地層から井戸水を採取する浅井戸の場合は、特に雑菌類が含まれている場合が多いですし、深井戸の場合は、地層内に含まれる重金属が溶け込んでいることがあります。
もし飲用水としての利用を考えているなら、各市町村の保健所などへ検査を依頼しましょう。