災害応急用協力井戸というプレートが貼ってある家もあるかと思います。または近所や親戚の家で見たことある方もいるかもしれません。
これは地震や火災などの災害により水道が使用できなくなり、水の確保ができない場合に、地域の皆さんに生活用水として井戸水を提供していただける家庭用の井戸のことです。あくまで、生活用水なので飲用はできません。
せっかく家に井戸がある、これから井戸堀りをご検討の方はこれを申請してみたらいかがでしょうか。
自分でやるのは井戸がある区や市の保健所へ連絡し「災害応急用協力井戸申込書」を提出するだけになります。
その後は、保健所職員が現地調査し、安全に水がくみあげれるか、また井戸水の水質検査などを行います。
そして指定となった場合は「通知書」と2種類のプレートをくれるので指定の場所に提示するだけになります。
指定されると災害応急用協力井戸名簿に井戸の所在地や所有者が記載されますが、この名簿は災害時のみの使用となり普段は公開されないので安心してください。
大規模な災害では皆が混乱し、物資も上手くまわらないかもしれません。そういう状況で、井戸水が生活用水としてだけでも使えると少しでもできる事が増えてきます。
注意しなければいけないのは、井戸水は大規模な地震の場合、水質が変化する場合があります。家庭用で使っていたものでも生活用水としてご利用されるのがおすすめです。