12月に入り、一段と気温が下がりめっきり寒くなってまいりました。一説には「夏、猛暑の年は厳しい冬になる」と囁かれていますが、今年の冬はどうなることでしょうか。
ここ数年、夏は猛暑が当たり前となっています。熱中症被害が毎年出ており、特にクーラーを我慢してしまうお年寄りの方に注意が呼びかけられていました。夏の暑さをしのぐ対策のひとつとして「打ち水」が提唱されていたのをご存知でしょうか。
庭や道路など屋外に水を撒き、撒いた水が大気中に蒸発するときに地面の熱を奪って、涼気を取ろうという「打ち水」。各地の自治体で一斉に打ち水を行うというキャンペーンも行われていました。このキャンペーンで打ち水に使う水は雨水や、お風呂の残り湯などが推奨されました。これは環境に配慮し水道水を撒いてしまうことを避けるためでした。
夏場の打ち水、庭の散水などに最適な水があります。それは「井戸水」です。井戸水は水道水よりも植物の枯れを遅らせるというデータがあります。これは、水道水には消毒処理した水が使われており、残留した塩素が植物に影響を与えてしまうためと言われています。経済面、環境面から見て、井戸水を利用すれば豊富に庭への水撒きが行えます。