我が家の敷地で「井戸掘りをしたい」と思っても、いざ井戸を掘り始めるとなかなか水が出てこなくて、「この土地では井戸水が出てこないのでは?」と不安になる方も見えると思います。例え井戸を掘っても、数十メートル程掘らないと地下水脈に当たらない土地もあります。又、水脈がない場所を掘っていても骨折り損になってしまいますので、事前に水脈があるかどうか調べてみる事をお薦めします。
今回は、地下水脈があるかどうか確かめる方法を3つご紹介していきましょう。
まず1つ目は、近隣のボーリング調査のデータを調べてみる事です。「ボーリング」とは、地質・鉱床調査等の為に、地中に細く深い穴を掘る事によって、そのデータを確認してその地点の地中の様子を調べる方法です。
「砂礫」と呼ばれる地質ならば、地下水脈があると言われています。事前にボーリングデータを確認する事で、どのくらい井戸を掘れば水脈にあたるのか、大体予想する事が出来ます。
2つ目は、市役所の下水道管理課で井戸の設置状況を確認する事です。井戸水をトイレやお風呂で使用したい場合、井戸水を下水道に排水する必要があります。井戸を設置するのと一緒に市役所等の下水道管理課に下水道使用申請書の届け出をします。
そうすると、下水道管理課の方はどの地域に井戸が沢山あり、どのような使用用途で使われているか把握している事が分かります。地域によっては下水道使用に関する条件が違う為、井戸を掘る前に下水道管理課で情報を手に入れましょう。
3つ目は、近所の方や井戸掘り業者に聞いてみる事です。ご近所さんに井戸を使用している場合は、井戸の深さや水質等を教えてもらえるでしょう。
又、井戸掘りの業者にお願いする事で、更に詳しい情報が得られる可能性があります。井戸掘りに興味がある方は、1度井戸掘り業者に相談してみては如何でしょうか。