現在では水道技術が発達し、日本で水道が無い所は無いと言っても過言ではありません。水道が全国を網羅するに伴ってどんどんと衰退しているのが井戸です。自宅に井戸があるけれど、ずっと使わずそのままにしているという方も多いのではないでしょうか?もちろん、井戸はそのままにしておくと転落事故などを招く危険もありますので、必要無い場合は早めに埋めてしまいたいものです。しかし井戸を埋める前に数点確認して置かなければならないことがあり、これを怠ると経済的にも周囲の環境にも大変な悪影響を及ぼす場合があります。井戸を埋める前に以下のことを確認してみましょう。
1.本当にもう使えない井戸なのか?
井戸の中を覗いてみると、井戸に水が僅かに溜まっているという場合もあります。こういう場合はもう少し掘り進めるとまた井戸が出てくることがあります、井戸水は他の地下水に直結している場合がほとんどで、適切な井戸埋めをしないと、井戸水が汚染されて地下水にまで広がり、他で井戸を使用している人に大変な迷惑をかける恐れもあります。
2.今後井戸水が必要になることはないか?
一度井戸水を埋めてしまうと、改めて掘り直すには高額な費用がかかる場合もあります。災害時などに井戸を使うことは無いか?今一度考えてみる必要もあります。